出合頭衝突による交通死亡事故は年間346件
近年、歩きスマホの増加やワイヤレスイヤホン・自転車を使ったデリバリーサービスの普及などにより、トラックなどの車両出庫時における出合頭衝突による死亡事故が発生しています。
「通行者の気づきに頼る考え」から「ドライバー自身に気づきを与える発想」に
工場や事務所の出入り口での安全対策では回転灯や掲示板による歩行者への警告が広く普及しています。
しかし、この方法では歩きスマホをしている歩行者や子どもなどの通行者が警告音やランプの光に気付かないケースも多く、結果として多くの交通事故が発生しています。
そこで、近年注目されているのが、敷地内のドライバー自身に注意喚起を行う「出合頭衝突注意喚起システム」です。
従来は検知が困難だった敷地外の歩行者や自転車の通行をレーザーエリアセンサーが検知しドライバーに注意喚起を行うことで、工場や事務所の出入り口付近での衝突や接触事故の回避を支援し、事故の抑制や地域の安全をサポートします。
出合頭衝突注意喚起システムでは、レーザーエリアセンサーと表示器の連携により敷地外の歩行者や自転車を検知し、敷地内のドライバーへ注意喚起を行うことができます。
レーザーエリアセンサーは自動車部品開発で培われた先進のレーザーセンシング技術を活用することで、広範囲のセンシングエリアから人や自動車のみの検知を実現しています。
■センサーの特徴
・半径30mのセンシングエリアによりセンサー1台で歩道をカバー
・大きさ判別機能により人や自動車のみの検知が可能
・CPU内蔵により運用時にPCが不要となり低コスト化を実現
*出合頭衝突注意喚起システムは株式会社デンソーソリューションの製品です。
*本システムでは車両出庫時におけるドライバーの安全運転、安全確認義務の軽減や免責はされません。
*雨、霧、雪等の悪天候あるいは障害物など視界の状態によってはシステムが十分作動しない場合があります。
*通行者の速度、動物や子供など検知対象の大きさによってはシステムが十分作動しない場合があります。
工場や事務所周辺での交通事故を未然に防ぎたい、歩道の通行量が多く安全対策を検討したいという方はぜひ下記のフォームからお問い合わせください。