Logo

関連論文ダウンロードフォーム

アブストラクト
複雑流体のレオロジー特性と構造を同時に評価可能な2次元偏光解析をベースとした新しいレオ・オプティックス測定装置を開発しました。装置の有用性を評価するために、近年盛んに研究されている降伏応力流体の一つであるTEMPO酸化セルロースナノファイバー(以下、T-CNF)分散系流体の降伏挙動と構造発達の関係を調べました。T-CNF分散系流体の構造発達を調べるために、応力増加試験を行いました。その結果、2段階の降伏挙動が観察され、位相差と配向軸の分布はせん断応力の増加とともに大きく変化しました。特に最初の降伏点の後、二回目の降伏点の前、二回目の降伏点の後の3つの領域で異なる分布が観測されました。降伏挙動を示さない低濃度のT-CNF分散系流体の試験では、位相差はせん断応力の増加とともに単調に増加し、その分布は均一でした。これらの結果から、降伏挙動とそれに関連する構造を解析できることが実証されました。より詳細な構造のメカニズムは、開発した装置を用いた様々なレオロジー試験が必要です。しかしながら、開発したレオ・オプティックス計測装置によって提供される情報は、貴重かつ様々な分野での応用に不可欠な知見として貢献します。


関連論文のダウンロードご希望の場合は、下記フォームに入力をお願いします。
メールにてダウンロードURLを送付いたします。

ダウンロード資料 偏複雑流体のダイナミクスと構造を評価するための2次元レオ・オプティクス計測システム(英語版)


お客様の個人情報、お寄せいただいた内容は厳重に取扱い、プライバシー保護に努めます。
当社のプライバシーポリシーはこちらのリンクをご確認ください。
https://www.photonic-lattice.com/privacy_policy/