品質不具合対策の理想的な流れは、次の7ステップです。
ステップ1:処置
不具合の対象となる生産ロットを選別します。
ステップ2:暫定対策
破損部位の修理や出荷前検査追加などが該当します。
ステップ3:恒久対策
再発の危険性を除くために、破損部位の強度UPや設備点検項目の追加、異常処置ルールの改訂などを行います。
ステップ4:標準化
今後新たに整備していく設備にも同様の対策を施します。設備仕様書をアップデートすることなどが該当します。
ステップ5:水平展開
既存の設備も見直す必要があります。同仕様の設備も対策することなどです。
ステップ6:効果確認
実施した対策が確実に遵守されているか、不具合発生の危険性はなくなったのかを確認します。30日後、60日後、90日後など一定の期間をあけて効果確認を行いましょう。
ステップ7:方針活動
定期的な設備摩耗部位一斉点検活動や、異常処置訓練、過去トラ効果確認会などを実施することで、風化しないように活動を進めます。